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オープニングを制する

チェスでは初手から10手~15手くらいまでの局面をオープニングと呼びます。オープニングはその後のゲームの流れを作る役割を持つことから、ゲームの勝敗に大きく関わる局面だと言えます。オープニングはその開局の仕方から「オープンゲーム」「セミ・オープンゲーム」「クローズドゲーム」に分けられ、それぞれに流れが違うので用いる戦略も異なります。ただ、オープニングには”キングの安全を確保すること”、”中央を支配すること”、”積極的に駒を展開すること”という共通した目的があり、この目的を達成できるかどうかに最大の焦点を置くことになります。

オープンゲーム

オープンゲームとは白の一手目がe4(ポーン)であり、かつ黒も向かい合うようにe5と打ち返して始まったゲームのことを指します。このゲームの特徴は2手目からビショップが動けるようになることであり、双方ともに乱戦気味にセンターを取りにかかります。その為、オープンゲームは展開がかなり早く、より多くの戦法を知っている方が有利になります。